養子に出た者は実親の財産を相続できるか?

Q:養子に出た者は実親の財産を相続できるか?

A:この問いについては、普通養子か特別養子かで結果が異なります。普通養子の場合は実親の遺産を相続することが出来ます。特別養子の場合はできません。

 

普通養子

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養子縁組は、具体的な血縁関係とは無関係に人為的に親子関係を発生させることを言います。縁組届を市町村役場に提出し、受理されて初めて養子縁組は成立します。そして、養子は養親の嫡出子としての身分を取得します。つまり養親の実子と同じ権利義務を有することになります。さらに養子と養親及びその血族の間にも、同じ親族関係が生じます。養子は原則として養親の氏を称し、養親の戸籍に入ります。また養子が未成年の場合は、親権も実親から養親に移ります。

 

しかし、養子縁組がなされても、養子と実親及び実親の親族との関係は終了しません。つまり、普通養子では、実の親子関係と養子の親子関係が併存することになります。ゆえに、普通養子は実親との関係においても相続権が発生します。逆に、養子が死亡し、養子に子や孫がいなかった場合、実親と養親が相続人になります。

 

特別養子

特別養子縁組とは、児童福祉のための養子縁組の制度で、様々な事情で育てられない子供が家庭で養育を受けられるようにすることを目的に設けられました。
例えば、経済的な困窮・子供の虐待などが主な理由です。養親となる者が家庭裁判所に請求し、認められた場合成立します。そして、養子は養親の嫡出子としての身分を取得しますが、普通養子と違い実親及びその血族との親族関係は終了します。また普通養子とは異なり原則離縁は認められません。
特別養子の場合、実親との親族関係が終了しますので、実親が亡くなっても養子に相続権は発生しません。

 

普通養子と特別養子の違い

  普通養子 特別養子
形式

・養親と養子の同意で成立
・子供が15歳未満の場合は実親が代理人となり同意が必要。

・養親となる者の申立、家庭裁判所の審判により成立
養子 ・養子は養親よりも年少者である。

・申立時養子が6歳未満である。
・6歳未満から養親に引き取られ8歳未満の場合も可能

養親

・養親は成年に達している。
・養子よりも年長者である。
・単身でも可能
・養子の親権者となり、養育の義務がある。

・養親は夫婦であること。
・25歳以上、片方が20歳以上
・養子の親権者となり、養育の義務がある。

・養子は養親の氏を名乗る。 ・養子は養親の氏を名乗る。
実親との関係

・終了しない。
・実親と養親との親族関係が併存する。

・実親との親族関係は終了する。
戸籍の表記 ・実親と養親の両方が記載される。 養親だけが表記される。
相続

・実親と養親の両方の相続権がある。
・養子は養親の嫡出子の身分がある。

・養親だけの相続権がある。
離縁

・養子・養親両方の同意があれば可能。
・養子が15歳未満の場合、養子の法定代理人と養親との協議による。

・原則離縁はできない。
・但し、虐待などがあれば、養子、実親・検察官の請求により離縁することができる。

申立

・市町村役場へ縁組届を提出し、受理される。
・養子が未成年で、子や孫で場合などは家庭裁判所の許可が必要。

・家庭裁判所へ申立をする。

 

まとめ

@普通養子の場合は、実親・養親の両方の相続権がある。
A特別養子の場合は、養親のみ相続権がある。

 

 

 

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